2020年7月より環境への配慮からレジ袋有料化がスタートし、お買い物バッグが手元に増えた方も多いのではないでしょうか。先日、友人がShupatt(シュパット)を使っていて、とてもユニークで考えられた商品だと思いました。 「エコバッグってうまくたためない」「めんどくさい」そんな声をきっかけに、折り紙のように折り目をつけてプリーツ加工を施し、たたみやすさを実現したそうです。いつも使うものにアイデアやひらめきを詰め込んで、環境に配慮できたら良い循環が生まれますね。
そんな環境問題ソリューションが必須課題となっている昨今、今後ごみ捨ての常識が変わるかもしれない、 堆肥化可能な軟包装材を開発するTIPAをご紹介します。
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食品などの包装に広く用いられている軟包装材は、その特性上、リサイクルしづらく、リサイクル率はわずか5%程度にとどまっています。 TIPAでは、技術特許や独自の製造ノウハウを構築し、従来のプラスチック製の軟包装材と同様に、耐久性、機能性、透明性、および密封性を実現しながら、 生ごみと同じように捨てて180日以内に自然に還る軟包装材を開発しました。
生分解性を持つため、石油資源の使用量削減、二酸化炭素削減、海洋マイクロプラスチックの削減が可能。
TAPAは2010年に設立し、2019年には食にまつわるイノベーションを支援するベンチャーキャピタルBlue Horizonらから、2500万ドル(約27億円)の資金を調達。期待の高さが伺えます。
TIPAの軟包装材は、これまでに英スナック菓子ブランド「Snact」やアイルランドの自然食品ブランド「Happy Pear」などの商品で採用されており、市場としては食品(果物や野菜、冷凍食品、加工食品)に限らず、衣類や雑誌など、非食品の分野にも幅広く活用できる点から、私たちの生活に密着する日も近いでしょう。
「中東のシリコンバレー」と称されるイスラエル では、数多くのスタートアップが生まれています。ご興味がございましたら、お気軽にご連絡ください。