コンサルティング会社Harel-HertzInvestment Houseの調査によると、2020年は日本とイスラエルの経済関係にとって記録的な年であり、日本企業はイスラエルでの51件の取引に約11億ドルを投資し、前年と比較して金額が20％増加しました。（2019年は67件の投資取引に9億1400万ドルを投資しました。）
日本は現在、イスラエルのハイテク産業への投資が全外国投資の11.1％を占め、2016年の1.8％と比べると記録的な数字である。
しかし、絶対数では、日本の投資は米国やイスラエルの投資家に比べてまだ少ない。
非常に保守的な日本人との文化の違いが背景にはあるものの、日本とイスラエルの関係は近年開花してきており、2014年5月にネタニヤフ首相が来日し、2015年1月に安倍首相がイスラエルを訪問した後、投資取引は急上昇し、両国は、セキュリティ、サイバー、農業における投資協定に署名しました。
2015年まで、投資のほとんどは限られた商社によって行われていましたが、過去3年間で、投資家には自動車メーカー、金融機関、保険会社、中小ベンチャーキャピタルファンドが連なります。
2020年の主だった投資企業は三菱商事、住友商事、SBIホールディングスで、それぞれ3億1800万ドル、1億1850万ドル、2900万ドルを投資しました。
投資の絶対数と同様に、日本企業におけるイスラエル企業の買収の数もまだ少ないです。
2020年、イスラエルで買収されたのは、ゲノム編集技術開発会社のEmendoBioだけで、日本の製薬会社Angesに2億5000万ドルで買収されました。
今後も日本のイスラエルへの投資は増え続けると予想されています。
ROOTS LLCは急成長を遂げるイスラエルのスタートアップ企業を発信し、イスラエルのイノベーションと日本企業の融合に尽力していきます。
出典元：Japan-Israel ties blossom as 2020 investments reach record $1.1 billion | The Times of Israel